ヤメ検・城正憲(たちまさのり)弁護士は冤罪か
2013年5月31日、愛知県警はヤメ検・弁護士の城正憲を逮捕した。
報道によると、城正憲容疑者は取調べで「私に関する部分については否認する」と容疑を否認しているそうだ。
愛知県警の勇み足だったのだろうか。
逮捕された時点で、城正憲容疑者が代表を務める「城綜合法律事務所」のサイト(ホームページ)を閲覧すると、
サイトはあるが、内容はすべて消されて、いわば廃墟と化している。Googleのキャッシュを確認すると、5月22日時点で既に内容は消されていたようだ。
愛知県警は、逮捕にさきだち、3月13日に城法律事務所の家宅捜索をおこなっていたそうなので、
もしかすると3月の時点でサイトの内容を消していたのかもしれない。
ついでに弁護士の宣伝サイト、弁護士ドットコムの紹介欄を閲覧してみると、城綜合法律事務所の紹介欄は、住所、電話、所属弁護士など
基本情報のみで味も素っ気もないものになっている。他の弁護士(事務所)の紹介欄と違い、顔写真、得意分野、料金などの記載はない。
もっとも弁護士ドットコムには掲載を希望しない方々も掲載されていたことがあるらしいので、もともと活用する気はなかったのかもしれない。
「容疑を否認する」のであれば、サイト上で警察の横暴を訴えるなり、冤罪の主張をおこなうなり、もっと正々堂々とした対応をすべきではなかったか。
法律事務所の看板を掲げながら、ネット上の対応は、(問題が発覚するとサイトを抹消し、一目散に退散する)悪徳商法と同じではないか。
愛知県警、グッジョブの印象が強まってしまうではないか。
6月6日時点、「城綜合法律事務所」のサイトは、廃墟(内容抹消)から403エラー(禁止)、404エラー(存在せず)と変わっていた。
否認して娑婆に戻るつもりがあるのであれば、ネット上の看板は下ろさないほうがいいように思うのだが・・・もしかすると、
全面リニューアルに向けて一時的に、403エラーとなっているのかもしれない。
(ドメイン変更、プロバイダーによる一時的現象かもしれないので、万人がネット上で確認できる事実のみを記載した)
城正憲 - Wikipedia
城綜合法律事務所
城綜合法律事務所 | 弁護士ドットコム
重長 孝志 弁護士 城綜合法律事務所 | 弁護士ドットコム
渡邊 兼也 弁護士 城綜合法律事務所 | 弁護士ドットコム
加藤 幸英 弁護士 城綜合法律事務所 | 弁護士ドットコム
城 正憲 弁護士(城綜合法律事務所) - 弁護士・法律事務所データベース
「弁護士ドットコム」代表 元榮太一郎弁護士に懲戒請求 - 日弁連WATCH
ヤメ検・城正憲(たちまさのり)有罪判決
城正憲容疑者、当初は容疑を否認していたということで、冤罪の可能性があるかもしれないと思っていたが・・・
「城綜合法律事務所」のサイト(ホームページ)の内容を消した時点で、実は覚悟を決めていたのかもしれない。
犯人隠避罪の成立は「争わない」としたが、逃走資金の提供など「具体的な指示には及んでいない」と主張。
城被告は最終弁論で「自分の行いを深く恥じており、心からおわび申し上げる」と述べた。
また県弁護士会などに退会届を提出したことなどを挙げ、執行猶予付き判決を求めた。
名古屋地裁(前田巌裁判長)は、2013年10月15日、城正憲容疑者に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
被告側は控訴しない意向。(有罪判決が確定すれば弁護士法の規定で弁護士資格を失う)
犯人隠避の弁護士に有罪 警部脅迫事件 - MSN産経ニュース
米国のリーガルドラマを見ていると、日米の法曹制度の違いように驚かされる。
米国では、州によっても違うのだろうが、州の検事長は州知事(市の検事長は市長)などと同様に選挙で選ばれるらしい。
日本では、検事を辞めて弁護士に転進する「やめ検」という言葉をよく耳にするが・・・、
リーガルサスペンス「シャーク」では、敏腕弁護士が市長の要請に応える形で検事に転進と、
日本と比べると、法曹関係者の流動性(?)はいくぶん高いように思われる。